頭の変形を予防するために
向き癖によって頭の形が変形する斜頭症の赤ちゃんが増えています。
●胎児期に向き癖があると、出生後も向き癖が出やすくなります。
●妊婦さんの98%はビタミンD不足!(赤ちゃんには母体の半分しかビタミンDは移行しません)
●満期で出生した赤ちゃんのうち、約20%は頭蓋骨が薄い状態となっています=頭蓋癆(ろう)
●元々新生児は頭蓋骨が薄い+向き癖+ビタミンD不足⇒出生後、重力の影響を受けて変形しやすい
欧米では生後数日から母乳栄養、混合栄養にはビタミンD 10μg/日の内服が勧められています。
●母乳には脂溶性ビタミン(ビタミンK、ビタミンD)が少ししか含まれていません。
●ビタミンKは処方薬(K2シロップ)がありますが、ビタミンDはサプリメントしかありません。
●ビタミンD 10μg/日推奨 = ベビーD200を2滴/日内服 注)市販のベビーDは濃度が薄い
※医療機関専売品ですが、当院外来受付で購入できます。(1本=100滴分)
L 2滴/日≒40円/日 新生児も成人も同量
L 海外では生後数日から2滴/日の内服を推奨(数滴余分に飲んでも安全です)
●母の人差し指に液を垂らしてなめてもらう、離乳食が始まればヨーグルトと一緒に食べてもらう
体重が3倍に増える1歳まで継続することをお勧めします(人工乳だけになれば1滴/日)
●手の甲2枚分+顔面を日光に当てると⇒夏3.5分 冬22.4分(12時)ビタミンD5.5μgを産生
短時間でも生後6ヶ月から徐々に日光浴をしましょう(日焼けせずにすむ時間は上記参照)
ガラス越しの太陽光では紫外線が吸収されるため、ビタミンDを作ることができません。
欧米ではタミータイム(腹ばい)が推奨されています。
定頚が早くなり、頭蓋骨変形予防にもなります。
●お母さんやお父さんの胸やお腹の上で抱っこして寝転べば、赤ちゃんは腹ばいとなります。
▶︎腹ばいが苦手な子は、膝上での腹ばいや向かい合わせの膝上斜め抱っこでもOKです。
●ベッドの上などで腹ばい練習を(数分から初めて30分-1時間/日を目標に、5分×6回=30分)
▶︎視線を同じ高さにして、アイコンタクトをとりながら、声掛けをしながらタミータイム
▶︎ミルク前に遊ばせながら
▶︎沐浴やおむつ交換の後など、リラックスした時がチャンス!
▶︎読み聞かせをすればコミュ力↑+兄姉に読んでもらえれば一石三鳥(3歳でも覚えた絵本で)
▶︎TV/ビデオ/スマホ(スクリーンタイム) 3歳までは0時間, 3-6歳は1時間/日(WHO推奨)
●腕を前に持って行くと頭を持ち上げやすくなります(視線を合わせて声かけしましょう)
●ふかふかの布団の上で寝かせることは避けましょう(硬い布団はOKです) 表情を見ながら↓
●赤ちゃんが嫌がる時には仰向けに戻しましょう。(嫌がり始める15秒前に戻せば赤ちゃんも納得)
●向き癖がある時には反対側を向いた腹ばい練習も(お母さん達がいる方を向いてくれます)
●目を離す時、熟睡してしまったら、腹ばいや横向きはやめて、仰向けに寝かせてください。
乳幼児突然死症候群予防のため、読み聞かせ中も含めて必ず大人が見守りながら練習しましょう!
タミータイムは生後数日から始められます。

向き癖で頭のかたちがいびつになる前に…向き癖を早めに修正しましょう。
🔸タミータイムを推奨(乳幼児突然死症候群にならないよう大人による見守りが必須です)
🔸向いている方を壁に(人のいる方を向きます)← 生後早期ならこれだけで修正できます。
🔸哺乳瓶で授乳するときには、向き癖と反対側から← 15分×8(120分/日)向き癖修正のチャンス
🔸横抱きも向き癖と反対側に向くようにしたり、縦抱き(コアラ抱き)を増やしましょう。
🔸寝ている時には頭を交互に向かせて、向き癖が出てくれば反対側を多めに向かせましょう。
🔸鮭>青魚>>キノコ類にビタミンDが多く含まれています。
お母さん自身の骨を丈夫にするためにも、母乳中のビタミンDを上げるためにも、ビタミンDの積極的な摂取は大切です。
鮭は1切れ(100g) ビタミンD 33μgでお得です!(= ベビーD200の6滴分!)

日焼けしない日光浴の推奨時間

安全な腹ばい遊びの方法はこちらを参考にしてください

タミータイムは、胸やおなかの上、足や膝の上でもOKです
⇒慣れてくればベッドや床の上でトライ!


アイコンタクトを取って、声かけしながら同じ高さの目線で

頭のかたちで心配なことがあれば
名古屋バースクリニック毎週金曜日 「赤ちゃんのための頭のかたち外来」
にご相談ください。 担当医師 田中太平
2026年2月20日
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